膝蓋大腿関節、内側側副靭帯、関節包
おはようございます。
今日は最近膝関節に関して勉強した内容をざーっと書いていきます。
・膝蓋大腿関節の運動学
・膝蓋骨関節面と大腿骨顆間溝との間で形成される。
・膝関節完全伸展位で緩みの肢位となる。屈曲位では大腿骨の顆間溝にはまり込むため、他動運動が困難。
・上下移動よりも側方移動の移動量が大きい。
・内側よりも外側の移動量が大きい。
・関節面は膝を屈曲していくに従い、膝蓋骨の上方に移動していく。
・大腿骨の関節面は20°屈曲位では膝蓋骨下方と接触、45°屈曲位では中央、90°屈曲位で上方と接触。
・Q角(ASISと膝蓋骨中心を結んだ線と膝蓋骨中心と脛骨粗面を結んだ線のなす角)の増加に伴い、膝蓋骨は外側へ偏位する。
・足関節の外反角度が増加するとともに、膝関節中心が内側へ移動し、Knee inとなる。そのため、Q角の増加が起こる。
・側副靱帯に関して
・膝関節の内外反制動が主な機能だが、屈曲伸展時、極度の内外旋時にも緊張する。
・内側側副靭帯(MCL)は完全伸展位での安定化機構でもあり、足部接地時に外反ストレスを受けた場合に損傷をしやすい。
特に、MCLの深層線維は浅層線維よりも短いため、損傷しやすい。
・前十字靭帯や後十字靱帯も内外反の制動に関わっている。
・関節包に関して
・膝関節の関節包は人体最大の関節包といわれる。
・線維膜と滑膜に分類される。
・膝関節内側ではMCLや内側半月(MM)と結合するが、外側では結合しない。
・滑膜は線維膜の裏に存在している。
・膝蓋上嚢(包)と呼ばれる大腿骨骨幹遠位端と大腿四頭筋および腱の間で大きな広がりがある。
この部分は膝蓋骨や膝関節の可動性に影響を与えている。