普通の理学療法士が疫学とデータサイエンスに曝露されるブログ

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栄養評価

おはようございます~。

 

今日は、栄養評価に関して書いていこうと思います。

 

栄養面を評価していく際、大きく二つの要素に分けられる。

 

①主観的包括的評価(Subjective Global Assessment;SGA)

②客観的栄養評価(Objetive Data Assessment;ODA)

 

①について、

構成要素は、

・病歴

 年齢、性別、身長、体重、体重変化(過去6か月と過去2週間)、

 食物摂取量の変化(期間、食形態)、

 消化器症状(2週間以上の持続;悪心、嘔吐、下痢、食欲不振)

 ADL、代謝ストレス(疾患と栄養必要量の関係)

 

・身体検査

 皮下脂肪の現象(上腕三頭筋)、筋肉の損失(大腿四頭筋三角筋)

 浮腫(くるぶし、仙骨部)

 腹水

 

から成る。

SGAでの評価の特徴としては、評価する人の主観に基づいている点。

 

これに対して②は、

SGAにて栄養障害ありと判断された者や最初からSGAが取れない者に対して行う。

ODAの構成要素は、

 ・身体測定

  理想体重

  BMI

  %理想体重

  %健常時体重

  体重減少率(通常体重-現体重)÷通所体重×100

        →1週間以内で2%、1か月で5%、3か月で7.5%、6か月で10%以上n場合、中等度   以上の栄養障害が疑われる。

 

 ・皮下脂肪厚測定 

  上腕三頭筋の皮下脂肪厚測定に基づくことが多い。

 

 ・血液・尿検査

  総蛋白、アルブミン(半減期が長いため、栄養状態の改善を鋭敏に捉えられない)

  RTP(Rapid Turnover Protein)→半減期が短く、栄養状態の変化を鋭敏に捉えられる

   ※肝臓で生成されるため、肝機能が低いと栄養状態が正しく反映されない。

 

 ・免疫能

  総リンパ球数=白血球数×%リンパ球÷100

 

 ・身体機能評価 

  握力

 

これらを統合して患者さんへの栄養ケアプランを決めていくみたいですね。

実際のリハ介入事例とかももっと調べてみるか。